集中力、記憶力と聞くと頭を鍛えること、脳を鍛えることをイメージしませんか?実は、集中力、記憶力には「力」という文字が入っているように、力、つまり体力が必要です。
以前、教室であった話を例にあげます。
高校生の女の子が英単語テストの勉強をしていました。一度に全部覚えるのは大変だからと、10個ずつ覚えてその度に自己テストをしてみました。1回2回としてみると、8,9個は合っています。すぐ覚えられているなという感じでしたが、3回目、4回目になると5,6個の正解率になりました。時間とともに体力がなくなり、集中が続かなくなってしまいしまいました。
この子の場合、覚えることが苦手というよりも、続けて取り組む力が足りないのです。ですので、この子は体力アップ、体の力と直結する丹田を鍛えることを目標にしました。そして、丹田の力が強くなってくると、体力がついてくるだけでなく心や考え方も前向きになって行動力も出てきました。友達に教えてあげたり、試験前には放課後に残って友達同士で勉強するようになりました。勉強だけでなく友人関係、学校生活が充実したものへと変わっていきました。
成績アップのためには、机に向かう時間を増やしたくなりますが、体力、丹田の力をつけるための運動も必要な勉強道具の一つと言えるかもしれません。
作成者
ILCHI Brain UP こども脳教育 いりなか教室
教室長 中村仁美