ドロシー・ロー・ノルトの著書『こどもが育つ魔法の言葉』(PHP)の中で、「子どもを励ますとは、子どもに私たちの心を与えることなのです。
子どもが生活面でも精神面でも独り立ちできるようになるまで、子どもを助け、支えるのが私たち親の役目です。
けれども、どこまで子どもに手を貸し、どこまで子どもの自主性に任せるか。また、どんな時に誉め、どんな時に辛口の助言を与えるか。
それは、とても微妙な問題です。そして、それは、頭で考えることではなく、心で考えることなのです」とあります。
子育ての中で、この微妙な問題に出会うことは非常に多いと思います。
そして、さまざまな子育ての本や雑誌を読んで情報収集したり、ママ友や先輩ママに聞いてみたりしています。
情報だけが増えて頭だけが働いて、気付けば心は後回しといったことはありませんか?
この著書の中にもあるように、「心で考える」こと。自分の心を感じてみること、観察することがポイントです。
子どもを褒めることも知識や頭で褒めるのではなく、心で褒めてあげましょう。
お子さんと一緒に自分自身もわくわく、嬉しい気持ち、優しい気持ちで褒めること。
しかし、大人も忙しい生活の中で、自分自身を見失いがちです。そのような状態のままお子さんを褒めようとしても難しいです。
お子さんを褒める前に、自分自身の心を準備すること、自分自身の時間も持ってみてください。
心の余裕があるとき、お子さんとよく向かい合うことができます。
お子さんは、よくできた時に褒められると嬉しい気持ちになりますが、失敗した時、叱られた時、悲しい時は、脳が暗くなって自信がなくなってしまいます。
しかし、こんな時でも親からの励ましの言葉ひとつで自信を持つことができ、また新たにチャレンジする力になります。
子どもの脳の力は無限です。お子さんを褒めて励まし、脳の力を最大限に広げていってあげましょう。
そのために、ILCHI Brain UP こども脳教育では、保護者の方にも脳教育の体験、講座を行っています。
お母さん自身が自分と向き合う時間、脳教育を学んで頂く時間を持つことで、お子さんとの接し方も変わり、お子さんの成長に繋がっています。
作成者
いりなか教室 中村仁美