教室では、授業を受けて感じたこと、思ったことを絵で描いて表現してもらいます。
絵が得意で自信のある子は、喜んで描いています。中には、絵が苦手という子や、なかなか描き出せなかったり、絵は得意でも感じたことをそのまま描けない子がいます。今までの生活の中で、「正しく描かないといけない」「間違えたらどうしよう」という考えや不安が知らぬ間に身についているのです。
そんな子達には、カラダを使って運動をすることで、カラダの感じから感じてもらいます。たくさんカラダを動かして、汗をかいたこと、楽しかったこと、疲れたこと、辛かったこと何でも良いので表現させてあげます。子ども達が話したことをそのまま認めてあげ、そのまま描いて良いことを教えてあげると、だんだん描き始めます。初めはゆっくり小さく描いていた子も、数を重ねるごとに絵も大きくなり、堂々と描けるようになっていきます。
ついつい大人の考えで正しい、間違っていると子どもの表現を決め付けてしまっているのではないでしょうか。子どもが表現したことをそのまま認めてあげることで、子どもの持つ表現力、無限な創造力が育まれていくでしょう。それがいずれ子ども達が大人になったとき、社会で必要となる表現力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力に役立つものになっていくのです。
作成者
ILCHI Brain UP こども脳教育 いりなか教室
教室長 中村仁美