みなさんは、EQという言葉をご存知でしょうか?IQは、知能指数と呼ばれるのに対して、EQは心の知性、心の知能指数とも呼ばれます。
勉強しているにも関わらず、良い結果が得られない・悪い状態の時は、やる気・集中力がないのかな、記憶力が悪いのかな‥と考えるより、子どもの心の状態、どんな「感情」の状態で勉強しているのかチェックしてみてください。感情と学習は、別々のものではなく、とても関係しています。例えば、否定的な感情(イライラしている、悲しいなど)の時に、集中して勉強がよく出来るでしょうか?また、反対に肯定的な感情(楽しい、うれしいなど)の時は、どうでしょうか?肯定的な感情の時の方が、勉強に対して前向きですし、集中もでき、勉強したことをよく覚えていると思います。
EQの高い子は、否定的な感情が出た時に感情調節ができ、気持ちを切り替えて勉強に取り組むことができます。それでは、このEQを高めるにはどうしたら良いのでしょうか。ジョン・M・ゴッドマンの著書『0歳から思春期までのEQ教育』の中に、親が子どもの心(感情)をコーチングする5つのステップがあります。
①子どもの心に気づく
②感情の揺れるときを、子どもに近づき教育するチャンスだと捉える。
③共に響く心を持って子どもの話を聞き、子どもの抱いている感情を妥当だと認める。
④子どもが今味わっている感情の特徴をとらえ、それを言葉に置き換えてあげる。
⑤直面している問題の解決策を共に考えながら、限界を設定し、節度を守らせる。
②感情の揺れるときを、子どもに近づき教育するチャンスだと捉える。
③共に響く心を持って子どもの話を聞き、子どもの抱いている感情を妥当だと認める。
④子どもが今味わっている感情の特徴をとらえ、それを言葉に置き換えてあげる。
⑤直面している問題の解決策を共に考えながら、限界を設定し、節度を守らせる。
以上のように親が子どもの感情を読み取り、共感し、慰め、導くことが出来る時、子どもの心が育っていきます。悲しいことや失敗、困難なことがあっても諦めず前向きに取り組むことができる健康な心を育ててあげて、子どもの持っている脳の無限の可能性と創造性を引き出してあげましょう。
作成者
ILCHI Brain UP こども脳教育 いりなか教室
教室長 中村仁美