中南米エルサルバドルの校長が 脳教育の成果について発表されました


「2013 青少年メンタルヘルス・シンポジウム」に、中南米エルサルバドルのホアキン・ロデスノ校 校長が参加し、脳教育の成果について発表されました。

 

「脳教育は、長年の内戦で深刻な問題を抱えるエルサルバドルの青少年たちに自らの価値を気付かせ、夢と希望を与えています。」

 

「エルサルバドルの深刻な教育環境」

 

「わずか3か月で生まれ変わった」

 

変化は「脳教育プロジェクト」とともに始まり、2012年にエルサルバドルの4校で脳教育プロジェクトが行われ、ホアキン・ロデスノ校では、教師21人と8年生の生徒を対象に脳教育の授業を実施されました。

 

脳教育プログラムでは、学生たちが感情やストレスを自らコントロールできる呼吸法や緊張をほぐす方法などを教えました。さらに効果を高めるために教師も共に教育を受けられました。

 

「そして、3か月後、驚くべき結果が出ました。「パエスタ」という全国学力テストにおいて

10点中3点以下で最下位だったのが、数学部門で10点中9点以上を収め、全国1位になったのです。

また、法律を守らず「警察の敵」と呼ばれていた学生たちが、今年8月、交通警察と共に交通安全キャンペーンを行いました。」

校長は「3か月の脳教育プロジェクトでわが校は完全に生まれ変わった」と語られました。

 

エルサルバドルの全小中高に脳教育普及

 

エルサルバドルの公立学校では、毎年11月に学習成果を発表する場があり、

ホアキン・ロデスノ校は昨年、脳教育プロジェクトについて発表されました。

これによりエルサルバドル政府は、今年177校に脳教育を導入し、今後、全国すべての小中高等学校に導入する予定です。

 

校長は、インタビューに次のように答えられました。

「私自身、とても強くなりました。以前は心配や憂うつ、恐れが多かったのが、脳教育を通じて否定的なエネルギーを肯定的に変えられる力がつき、どんな状況でも肯定的に眺め、笑えるようになりました。

脳教育が変化させたのは学生だけではありません。教師も変わり、エルサルバドルの教育界も変わりつつあります。究極には世界がCHANGEすること。それが目標です」

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