勉強をしていたら、
「なんで、こんなに覚えられないんだ?」
「もっと記憶力が良かったらいいのに」
と考えたことが一度はあるかと思います。 小さい頃はよく覚えていたはずなのに、
年齢が上がるにつれて覚えられなくなってきたといった経験をされた人もいるかと思います。
ですが、これは当然の話で、脳の仕組みが関係しています。
小学低学年までの脳は、丸暗記型の記憶機能が優れていますが、小学高学年から中学生での脳は、論理的記憶の機能が優れてきます。
このように、小さい頃は丸暗記に適した脳で、意味が分からなくても深く考えなくても、そのまま覚えることが出来ます。
学校教育でも、小学4年生ぐらいからは、思考の問題が出てくるようになるように、意味が分かってから、考えてからの方が記憶がしやすくなります。
決して、記憶力が落ちた訳ではなく、脳が論理的な脳に発達してきているという訳です。
早期教育で早い時期にたくさんの事を覚えていた子は、高学年になって
「覚えられない!」と特に感じるかもしれません。
ですが、それは脳が発達しただけ、決して覚えられなくなったとは限りません。
それぞれの脳の発達段階に応じた、記憶の仕方をするとより効率的に勉強も進むでしょう。
作成者
ILCHI Brain UP こども脳教育 いりなか教室
教室長 中村仁美