勉強をするとき、どのような学習をしていますか?
学習のタイプには 「表面的な学習者」「戦略的な学習者」「深く学ぶ者」の3種類があると言われています。
そのスタイルによって学校から得られるものが決まるそうです。
まず、「表面的な学習者」ことばの通り、表面的に学習し浅く広い勉強をします。
「戦略的な学習者」は、何に戦略的かというと次のテストに対して戦略的に学習します。
つまり出そうなところや重要なところに焦点を当てて勉強します。
そして、「深く学ぶ者」は、深く学びます。テストにも関係なく興味を引いた項目、分野について探求するように勉強します。
テスト、点数、偏差値を重視している環境では、「表面的な学習者」「戦略的な学習者」が、点数も高く、優秀とみられるでしょう。
一方「深く学ぶ者」は、勉強したことがすぐ点数につながらず、成績も勉強している割に伸び悩むかもしれません。
しかし、今、社会が求めている人材の能力とは、2020年新大学入試改革から見られるように思考力、判断力、表現力が問われています。
社会に出れば、正解のないことだらけ、その中で、自分で考え判断し表現する能力、つまり問題解決能力が求められています。
このような能力は、「表面的な学習」「戦略的な学習」ではなく、「深く学ぶ」ときに備わっていきます。
ブレインアップ授業では、こども達が深く学び、気付いたことや自分の意見を表現できるようにしています。
そうしたとき、大人でも気付かないようなことに気付いたり、知っていたりして、こどもの持つ創造性が広がっていくのを感じます。
深く学ぶことを通して、子どもたちの脳の中に眠っている能力をどんどん引き出してあげましょう。
*参考図書
『世界を変えるエリートは何をどう学んできたのか?』ケン・ベイン著(日本実業出版社)
作成者
ILCHI Brain UP こども脳教育 いりなか教室
教室長 中村仁美